一番大切なことは「圧倒的な努力!」
いきなりこんなフレーズが出てくると違和感があるかもしれまん。一般的な堀江さんのイメージや、本のタイトルからすると意外ですが、この本の内容を一言でまとめると「圧倒的な努力をしよう」という本です。
「ハッタリ」をかましてなんとか乗り切ろう、などというようなテクニックを期待している人がいたとしたら残念ながら期待外れの内容です。
一方で、地道に一生懸命努力ができる人にとっては、勇気をもらえる本なのではないでしょうか。
それができる人にとっては、「ハッタリ」というテクニックを身につけることで、自分をさらに成長させ、キャリアップすることができます。その方法を堀江さんが自身の経験に基づいて紹介しています。
本書を読むと、堀江さんが何度も修羅場を乗り越えてきた「圧倒的な努力ができる人」ということが非常によくわかります。
堀江さんをはじめ、勢いのある起業家にネガティブなイメージを持っている方にこそ読んでもらいたい本ですが、このタイトルだとそういう人は手に取らないような気がするのでメッセージが届かないかもしれません。
偶然、このブログを読んで方で、堀江さんに興味がない方は一度読んでみることをおすすめします。
ハッタリであっても未来の自分はできるはずと信じ、覚悟を決めて「できます」と言い切ってしまう。そしてなんとか着地してみせる。成功すれば「こいつは凄い」と実力以上の期待が集まる。そしてまたその期待を上回るようさらにハッタリをかましてやりきってしまう。これを積み重なると他の人とは圧倒的な差が生まれる。
「ハッタリ」で注目を集め、仕事を受けてから辻褄を合わせに行く、という堀江さんスタイルは一般的には理解し難く、胡散臭いイメージがあるかもしれません。
ただ、圧倒的努力(勉強と経験)でリクエストに答えることができれば、さらにリクエスト以上の結果を出せば、揺るぎない信頼を得ることができます。それを積み重ねていくことで、自分の実力と、信用がどんどん大きなものになっていきます。多くの人にとっては荷が重い手法かもしれません。慎重な日本人とは相性が良くない手法かもしれません。
しかし、変化のスピードが早いいまの時代は「石橋を叩いて」いるうちにチャンスは過ぎ去ってしまいます。渡りながら橋を作っていかないと、準備をしている間に誰かが橋を作ってしまうでしょう。
大切なのはもう一つ「思いを持って毎日発信すること」。自分の努力の過程を、成長の軌跡を自分の言葉で発信し続ける。こうして自分を応援してくれるファンを増やしていく。
いまはいろんなツールが発達して、「橋を作っている様子」も見せることもでき、それを見て応援してくれる人を募ることもできます。
いまの時代の生き方を描いたおすすめの本です。