【3分でわかる!要約&感想】森岡毅著「誰もが人を動かせる!あなたの人生を変えるリーダーシップ革命」から学ぶ、自分の進むべき道を見つける方法①

Compass

自分が所属する会社や団体、グループで、

 

部下やチームをうまくまとめたい

 

チームワークが悪くて悩んでいる

 

という方は多いのではないでしょうか?うまくまとめる方法はないでしょうか?

 

 

そんな方にとって今回ご紹介する本は、そもそもリーダーシップとは?

という部分と、

自分の根本と人生の目的を見つめ直す良いきっかけになるおすすめ本です!

森岡毅さん著の「誰もが人を動かせる」の要約&感想を数回に分けてご紹介していきます。

 

 

タイトル通り、「リーダーシップ」に関する本ですが、表面的なリーダーシップ手法の解説本ではありません。リーダーシップを発揮するためには何が必要か、根本的なところから自分を問う本です。

 

 

私も本を読む前と良い意味で全くイメージが違いました。予想していた内容を上回っていました!

 

 

とてもオススメな本だと思いますので以下の要約や感想で気になる部分があったら、ぜひ読んでみてください!

・リーダーシップは目的ではなく「手段」である。

自分の未来は「自分が何を欲するのか」という主役感で創っていくものです。リーダーシップという手段を身につけることで「主役感のある毎日」を手に入れることができます。

 

 

その能力を身につけて何を達成したいのか?リーダーシップは本人が意識してその力を育成する過程にコミットすれば、誰でも伸ばすことができる「後天的な技術」です。

 

 

リーダーシップは才能でなく、その土台となっている欲の強さ=成し遂げたいことがあるかどうか、がすべての始まりです。欲のない人はいません。それを意識できている明瞭さには個人差がある、ということです。

 

・リーダーシップを持つことによるメリット

 

①一人では到達できない景色を見ることができる

 

②経済的に豊かになる

リーダーシップ人材の需要が高いのは、歴史的にどんな社会でも変わったことがありません。リーダーシップこそが最強のスキルだと考えています。また、組織力をちゃんと発揮できる構造であることが前提ですが、個人よりも集団のほうが儲かる可能性が高いです。

 

③自分の人生を生きる幸福感を激増させることができる

「人にやらされている感」がなくなり仕事や暮らしが楽しく充実していきます。自分の人生が自分中心に動いているという自覚は極めて重要です。「今日は何をやろうかな」と思える意識から毎日が始まる充実感は何者にも代えがたい幸福です。

 

 

自分の「欲」に素直に行動できるか。その結果、「自分の人生を生きている実感」を得られるのではないでしょうか。最大のメリットはここにあります。

 

 

・3つの性格属性と、属性にあったリーダーリップ能力の発揮方法

 

①リーダーリップ型

→人々を統率して動かす力を強みとする人

 

②コミュニケーション型

→伝える力や人と繋がる力を強みとする人

 

③シンキング型

→思考力を強みとする人

 

 

①のタイプの人は幼いころからリーダーリップで成功体験を重ねてきた人。おそらくこの本を手に取っていない人でしょう。

 

 

③のタイプは、考えることが大好きで行動するよりもまずは考えることを始めます。自己保存能力が強くストレスを避けたい度合いも強く、そのためにあれこれ考えるのです。

 

 

行動する前にリスクを考えて、行動しないことが多いのもこの型の人の特徴で、それは強みにも弱みにもなります。

 

 

リスクを回避する思考の重しから、自身の決断力と行動力で意識的に脱出できるようになる必要があります。そのためにはその重しを突破するために、強い「欲」を見つけること、そして「メンタル」をストレスに慣らす覚悟を固めること、が必要です。

 

 

このタイプの人は、リーダーシップの役割として、トップポジションだけでなく「ナンバー2」としてトップの意志決定を助ける役割もイメージしておくといいと思います。意思決定者の側にいて、進むべき道を明示する役割は、戦略思考を武器にしたシンキング型人材の真骨頂です。

 

 

②のタイプの人は人々と繋がる能力があります。双方向コミュニケーション能力に優れ、社交的、外交的で、人脈ネットワークを構築するのが得意です。

 

 

この型の人がリーダーシップを発揮する鍵は、③のタイプと同じく、成し遂げたい「欲」を明確に意識することと、ストレスにメンタルを慣らす覚悟を固めることです。

 

 

一方、このタイプの弱点は人と摩擦を起こすような決断や行動がとても苦手です。争いを避けて、良好な関係が深まることが己の自己保存と感じる「社会的欲求」が強いグループなのです。

 

 

このタイプのリーダーシップの完成形のイメージは「プル型」リーダーシップ。相手の強みを引き出すスキルに熟達することが勝ち筋となるでしょう

 

 

部下や周囲や上司を巻き込んで課題を共有し、さまざまな切り口や策を引き出すのが非常にうまい。周囲はこの人が求めている目的に向かって喜んで「己のアイデア」を実現すべく動かされているしまうのです。

・リーダーリップの元となる「欲」とは何か?

 

①動物として根源的な肉体的欲求

 

②何らかの社会集団に属して安心したい社会的欲求

 

③自己実現や達成感を得たい精神的欲求

 

欲を持つということは、達成できないときに欲求不満という「コスト」が生じるのです。そうすると脳は、欲を持つこと自体を回避しようとすることがあります。

 

 

未来に希望が持ちにくい時代に育ってきた若い世代は、この傾向があり、欲がなくなったのではなく、欲の満たし方をシフトさせ、新たな価値観(欲の選択と満たし方)を作り出していると考えられます。

 

 

ネット空間上のコンテンツによってあらゆる「欲」をバーチャルで満たし、SNSで社会的欲求を満たそうとしている人が増えています。

 

 

欲がないように見える人の多くはストレスや自尊心が傷つくことを回避したい「安全欲」や「自己愛」が強い人であり、「欲しがらない」ように脳に刷り込んで習慣化してきた人です。自分が傷つくことへの恐れや満たされないときの苦しさを振り切るトレーニングを積んでいないだけです。

 

 

・欲(目的)を明確にするための条件

 

小さなことから「やってみたいこと」を設定するリハビリをすることで、自分なりの欲を見つけられるようになるトレーニングを継続することです。

 

 

自分にとっての特徴を満たす欲(目的)を見つけること。ただし、それには3つの条件を同時に満たす対象である必要があります。

 

●条件1

巻き込みたい人々にとっても魅力的であること

 

周囲の人が個人レベルで魅力を感じないとダメです。それを達成すると自分にどんな良いことが起こるのか?その点が希薄なまま数値目標だけを目的として追わされても「やらされてる感」だけが漂うことになります。

 

 

ほとんどの会社や部門長が自分ごとにならない目的設定をしていることに気付いてほしいです。実現すると周囲の人が助かり、喜ぶことでないと目的になりません。

 

 

●条件2

集団としての能力を必要としていること

 

 

●条件3

自分自身が本気になれること

 

共同体に魅力的な目的を設定することが最も重要なリーダーシップ行動であり、それを考えている時点で既にリーダーシップを身につける素晴らしい経験のど真ん中にいるのです。

はっきり申し上げますと、リーダーシップが欠如いている人は自分のことで頭がいっぱいで外向きのことに関心がないのです。

 

「個」を超えた「公」のために、人を巻き込んでやってみたいこと、成し遂げたいことがありません。外向きの欲が自分ごとにならないのです。

 

 

外の世界が自分にとって都合が悪くならないように「誰か何とかしてくれ」とは願うけれど、世界に対する自分の位置づけは常に受動的です。ほとんどのリーダーシップが弱い人の根本的な原因はこれです。根本的には欲が足りないから始まらないのです。

 

 

目的を成し遂げても周囲から評価されないことも多いですがそんなのは最初から期待してもダメです。リーダーシップは人に感謝されるためにやっているのではないからです。モチベーションは常に自分の中で独立を保たないと危険です。他人の目線や評価の奴隷にされてしまわないように注意してください。プロとして長いキャリアを走り続けるための基本です。

 

 

 

気にしないといけないのは当初の目論見通りに共同体のために役に立てたのか?という点だけです。その通りになっていたら、あなたは確かに世界を変えたのですから!小さな世界でも、あなたが望む方向へ確かに変えた!その達成感だけで十分なはずです。

・ここまでのまとめ

 

リーダーシップとは、数値目標を掲げて周囲を鼓舞することではありません。自分を含め、周囲が成し遂げたい「欲」や「目的」を共有していないと始まりません。その目的を見つけることこそがリーダーシップの基本です。

 

 

そして、その「欲」や「目的」を設定する際の条件は、その目的がすべての人にとって魅力的であること、集団でないと達成できないこと、自分にとっても魅力的で本気になれること、が必要です。目的が明確になっていれば、周囲の評価は関係がなくなり、「自分軸」で日々を過ごせ、周囲と比較する必要もないのです。

 

 

いかがでしたでしょうか?想像と違う内容だったのではないかと思います。ただ、表面的なリーダーシップではなく、上記のような「目的」を設定したリーダーシップは、個人の力が結束・増大して組織の力を最大限発揮できるようになります。さらにそれぞれが充実感のある日々を過ごすことに繋がります。

 

 

「リーダーリップ」がこんなに深く、それぞれの人生に大きな影響を及ぼすものになるという認識がなかっただけに、非常に画期的な解説本だと思いました。

 

 

次回もこちらの本の要約&感想をお届けします!

佐藤ハリー

会社勤めの傍ら、経済的自由と理想の働き方を求めて模索中。2021年1月から始めたこのサイトは、ビジネスに役立ちそうな本の要約と私の感想、おすすめ度などを紹介していきます。サイト構築、WEBマーケディングを勉強しながら作成していますので、不備等たくさんあると思います。ご了承ください。アドバイス大募集です!笑